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前卓の両側に天井から吊ってあるのが輪灯です。中尊前だけでなく両尊前にも吊るします。大谷派の輪灯は仏具用語的にいいますと、無装飾丸蔓輪灯(むそうしょくまるつるりんとう)という真宗各派に比べ菊や桐のように文様のない輪灯として区分されています。また、つるの頂上に切子型の金具に鐶(輪)をつけ上方より傘のつるで直接吊り上げます。よって大きな特徴として間吊りがなく総高さも他の輪灯に比べ低いです。火皿の中には油皿二枚を入れますが、台として三本足のものを用い(これを五徳(ごとく)といいます)、そして通常芯切り用の香箸を備えておきます。法要時には天井から傘の上まで、瓔珞が数本吊られ豪華になります。通常は質素に法要時には豪華にとメリハリの利いた荘厳といえます。
法要時には輪灯に荘灯芯(かざりとうしん)をします。正式には菊灯にもします。輪灯の大きさにもよりますが、中尊前は6本から10本、両尊前は6本から8本くらいを束にし、片方を止めて、軽く渦を巻くようにし、油皿の下の直径と同じ大きさの輪にし、止めた方の近くに挟み込みます。これを1対につき4本つくり各輪灯に二本づ下の油皿の上の載せ、ご尊前のほうに羽根を広げたようにして上の油皿で押さえます。仏具店、ローソク店にもよりますが、長灯芯一束から二束あれば充分足りるでしょう。
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