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大谷派の具足の大きな特徴は燭台が亀の土台に鶴という独特の形をしていることです。鶴も亀も口を開いた阿形(あぎょう)の相と閉じた吽形(うんぎょう)の相の燭台があります。五具足の場合、口を開いた鶴亀は向かって右側に、閉じた鶴亀を向かって左側に配します。そして、花瓶一対、真中に香炉です。三具足の場合は、向かって右側の鶴亀を用い、花瓶は向かって左側のものを用います。鶴は蓮軸(れんじく)をくわえています。 蓮の実が正面、蓮の葉が外側、蓮の蕾(つぼみ)が内側になるよう差します。花瓶には八藤紋と、抱牡丹紋が交互に2つずつ彫金されていますが、八藤紋が内側にくるようにします。種類は阿弥陀堂型と御影堂型があります。その見分け方は花瓶で判断できます。阿弥陀堂型は大きく両耳が張り、渦巻き状の模様になっています。一方、御影堂型は丸型のものと、角型のものがありますが、一般に丸型を用いることが多いです。また四鰭(よつひれ)といって紋と紋の間にある突起物を鰭とよびます。本来、阿弥陀堂型を三具足で、御影堂型の角型を五具足であまり用いません。また、丸角、角丸といって、花瓶が丸型の場合、香炉は角型、花瓶が角型の場合、香炉は丸型になります。(阿弥陀型は丸型とみなします。)
また、香炉、花瓶(阿弥陀堂型は除く)鶴亀は、全体に彫金のあるものと、無いものの2種類ございます。大谷派の具足で、いちばん困っていらっしゃるのが、お磨きのことと思います。最近は、セラミック加工といい、真鍮の色をそのまま保ちながら、表面に加工する方法を採り入れることが多くなってきました。鶴や亀、そのままの形をあらわした豪華な具足といえるでしょう。
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