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■金灯籠(かなとうろう・きんとうろう)
今回は宮殿や厨子の前に吊ってある金灯籠についてお話ししたいと思います。
本願寺派では【かなとうろう】と呼び、猫足の形。大谷派は【きんとうろう】と呼び、蝶足の形を用います。(本願寺派でも本山は蝶足型を用いられています)
本願寺派では御本尊のお顔がよく拝めるように照らすという「お顔照らし」という意味合いから、灯籠の扉を御本尊の方に向けて開きます。ご家庭用の灯籠の場合は、扉のないものもあります。

材質は多くが真鍮製か銅製に本金メッキしたものです。古くなった場合は、買い替えされた方がお安いです。寸法は火袋の一辺を二倍します。金灯籠は位置的に燭台の上にある場合が多いので、底面に煤がついて黒くなりやすいです。金属製のため灯籠自体が燃えることはまずありませんが、火袋に貼ってある紙が燃えてしまうことがあるので注意が必要です。

灯籠は本来、火袋にロ−ソクを灯して明かりとしましたが、現在は安全面からも、ほぼ100%電気になりました。よく、「電球を交換したいが、電気屋さんに行っても同じものがない」とお聞きします。これは、お仏壇用は電圧を落としていますので、仏壇業界で流通しているメーカーのものでないと適合しないからです。お近くの仏具専門店にご相談下さい。一度、部屋を暗くして金灯籠の電気だけ点けてみて下さい。やわらかく灯った灯籠の明かりは、仏様のぬくもりを感じさせてくれます。

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