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■念珠(ねんじゅ)
今回は、皆さまにとって一番身近な仏具、珠数についてお話ししたいと思います。珠数は念珠ともいいます。蓮如上人の『御文』には「聖人、まったく珠数をすてて仏をおがめとおおせられたることなし」(二帖目第五通)とあり、仏様にお参りするときには必ず珠数をもつようにいわれています。
珠数の玉には菩提樹がよく用いられます。それはこの樹の下で、お釈迦様がお悟りを開かれたことにちなむものです。若い女性には紅珊瑚などの赤っぽいもの、ご年輩の方には、紫水晶や翡翠等の渋めのものに人気があります。また、葬儀・法事・普段用に、服装や場所にあわせて使い分ける方もいらっしゃいます。
使っている内に紐が切れることがありますが、つなぎ替えることができます。また、玉をなくした場合も、よくある玉でしたら補充できます。紐や玉が手に入れば、ご自分で修理することもできます。ご家庭の中に、古くなった珠数や紐の切れた珠数がありませんか。もう一度つなぎ替えて使われてみてはいかがでしょうか。珠数は仏事だけでなく、結婚に際しても夫婦念珠としてご用意されます。
また、最近は腕輪念珠などを、ブレスレット感覚でつける人が多くなっています。
いずれにせよ、珠数を常に身につけてお参りする気持ちを忘れないようにしたいものです。
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